PLAN 75
舞台は超高齢化社会になった日本。若者たちは怒りの矛先を高齢者に向け、老人が虐殺される事件が多発していた。日本政府は75歳以上の高齢者の“死ぬ権利”を認める法律、通称・PLAN 75を施行し、高齢化を食い止めようとする。そんな日本に生きる身寄りのない老人・ミチは、長く続けていた仕事を解雇され、途方に暮れていた。75歳を超えるミチが働ける職場はなく、住む場所も見つからない。追い詰められたミチが選んだのは、PLAN 75を利用し、自分の人生に終止符を打つことだった。一方、PLAN 75の申込窓口で働く青年・岡部は、システムに疑問を抱きはじめるのだが……。
ミンナのウタ
ラジオパーソナリティGENERATIONSの小森隼は、局の倉庫で30年前に届いたカセットテープを見つける。その日の収録で不穏なノイズを聞いた隼は、ライブを控える中、姿を消す。事態を解決しようと、マネージャーは元刑事の探偵に捜索を依頼して……
生きててごめんなさい
編集部で働く修一は仕事に追われ小説家の夢を諦めかけていたが、先輩の伝手で新人賞に応募する。同棲中の莉奈はバイトをいくつも解雇され、多くの時間を家でひとり過ごしていた。ある日、修一が自身の担当する仕事に戸惑う中、莉奈が同じ出版社で働き始め……
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